岩内町には大正時代に造園された含翠園という庭園があります。
改修工事を進めていた含翠園が2024年4月29日より新たにプレオープンしました。
2024年5月1日現在、無料で開園時間内自由に見学できます。
含翠園とは
含翠園は、初代町長の梅澤六兵衛(後に市太郎を襲名)氏が、明治37年(1904年)から大正3年(1915年)までに現在の価値にして9億5,000万円ほどかけて造園した日本庭園。大正9年(1920年)には、園内に書院造りの建造物も完成しています。
「含翠園」の命名は大正10年(1921年)俳人の巌谷小波(いわやさざなみ)による。
迎賓の場としても使用されてましたが、広く町民にも公開されていた歴史を持ちます。
改修された日本庭園含翠園の様子
改修工事を完了してプレオープンを迎えた含翠園は庭園と展示棟で構成されています。
文化財的な価値を損なわないように改修工事がすすめられました。
当時の雰囲気を復元した庭園
園内には造園当初からの木々や池が当時の様子のまま再現されています。
埋もれていた滝を掘り起こし復元しています。
含翠園の歴史を知り座敷を体験できる展示棟
含翠園入口に入って左手に、展示棟への入口と管理室があるので、展示棟を見学される際は管理室に申し出てください。
展示室には、含翠園に関する資料が展示されています。
歴史的建造物としての価値を損なわないように、丁寧に時間をかけて改修作業が行われました。
含翠園内の座敷は武家住宅様式として知られる書院造の建築物です。
ブルーアワーもおすすめ!夜の限定ライトアップ
観桜・岩内神社例大祭・観楓期の土日は限定イベントとして21時までの開園とライトアップが予定されています。
入ることができるのは一部エリアに限られますが、岩内のほかの場所では体験すことができなかった、岩内町の歴史風情を感じることができる空間です。
上の写真は5月4日の19時30分前
真っ暗ではなく空が青くなっていて美しかったです。
含翠園は岩内町の桜の名所として知られる岩内神社参道沿い
含翠園の周辺は岩内町の桜の名所として知られています。
4月下旬から5月上旬にかけて美しい桜の景色を楽しむことができます。
含翠園へのアクセスと開園情報
住所 〒045-0013
北海道岩内郡岩内町字高台315番地4
開館期間 4月下旬~11月上旬
開園時間 9時~17時 (展示棟は9時30分~16時30分)
駐車場は、含翠園から岩内町役場に向かう坂道の途中にある岩内町役場第二駐車場が利用可能です。
※観桜・岩内神社例大祭・観楓期の土日は限定イベントとして21時までの開園とライトアップが予定されています。