9月20日に岩内町郷土館で歴史講座が開かれました。
「岩内と樺太」をテーマにした歴史講座です。
改めて岩内では色んなことがあったんだなぁということを感じるイベントでした。
歴史講座「岩内と樺太(からふと)」
9月20日に岩内町郷土館で歴史講座が開かれました。
岩内町郷土館の歴史講座は、毎回受講料は必要なし。入館料のみかかります。
今回の歴史講座では、前半が日本と樺太(現ロシアサハリン)の歴史について、後半が樺太引揚者の方からの当時の実際に体験したお話しという内容で進められました。
歴史上は「終戦」と言われていても、実際には戦争が終わっていなかった地域の話です。この事実、今でも知らない人がいるかもしませんね。
終戦直後の樺太の様子から、岩内町へ引揚げてくるまでのできごとについて淡々と語っておられましたが、実際に体験した方のお話しは本当に重いですね。戦争の現実を聞くことができる貴重な機会になりました。
↓岩内町郷土館と木田金次郎美術館のfacebookページから
11月23日まで!岩内古宇と樺太展(9月30日まで町民のみ)
↓岩内町郷土館のfacebookページから
9月30日までは町民限定で観覧可能ですが、岩内町郷土館で企画展「岩内古宇と樺太展」が開かれています。
内容の詳細については、岩内町郷土館のfacebookページや郷土館ブログで確認できます。
私が企画展を見た感想としてまず思ったのが、樺太の街は栄えていたんだなぁということ。
当時の写真で樺太の街の賑わいがすごいですね。
日本人だけではなくて近隣の国の人たちもいたようですが、写真で見る限り時代を考えるとすごい街です。日本に引き揚げてくるのも大変だったことでしょう…。
当初の予定日(11月28日)から変更して、企画展は11月23日(火・祝)までとなっていますのでお見逃しのないように。
まとめ
北海道はもともと本州の色々な地域の人たちが移住してきた土地です。岩内町も日本海沿岸地域や東北地方中心に様々な地域からの移住者が生活した町ですが、樺太からの引揚者の方々も多くいて、引揚者住宅もあったそうです。
私もよく知らない時代の「巨人・大鵬・卵焼き」と言われた、横綱「大鵬」も子供の頃に樺太から引き揚げてきて、初めて生活したのが岩内町だそうです。
岩内町は多様な人々が生活する街として発展してきたんですね。