岩内町移住者の方々のお話しを聞いていて「仕事以外の知り合いがいない」という意見があります。
「確かに自分もそうだ」と感じます。
でもよく考えていみると、これは岩内町だからというわけではなくて、田舎町だからというわけでもないですね。
どんな地域であっても普通は仕事関係の知り合いしかいない気がします。

仕事関係の友人しかいない

「仕事関係の友人しかいない」という移住者の意見があります。
考えてみると、私自身も仕事で知り合った人のほかに友人はいません。
「友人」だけではなく、「知人」さえもいません。

これは「岩内町だから?」もしくは「田舎だから?」どちらも違う気がします。
なぜなら、札幌に10年以上住んでいても同じように仕事以外の友人がいなかったからです(笑)

バイオリンのレッスンを受けていたので、そのつながりで知り合いがいるくらいです。
札幌に住んでいても岩内に住んでいても仕事以外の友人(知人)がほとんどいないということには違いがありません。
(趣味に熱心な人はそこでつながりができるかもしれませんが、私の印象では活動的な人の割合はむしろ田舎町の方が多い)

子供がいる人なら子供のつながりで…ということはあるようですが、それも都会よりも田舎の方が不利ということはない気がします。

札幌に住んでいた人が岩内に移住して「仕事以外の友人がいない」ということがあるなら、それはきっと札幌出身だからです。
札幌に住んでいたころはクラスメイトも札幌に住んでいたから仕事以外の友人がいたんです。

同じように岩内町出身の人が札幌に移住したら、岩内町には仕事以外の友人がいたのに、札幌に移住したら仕事以外の友人がいないということが起きるでしょう。

むしろ田舎町の方が仕事以外の友人をつくりやすいかも

こうやって考えると、都会よりむしろ田舎町の方が仕事以外の友人をつくりやすいと思います。

札幌に住んでいるときには、マンションの隣の人も上の階の人も、下の階の人も全然顔を覚えていませんが、岩内では同じアパートに住む人の顔くらいは知っています。

岩内は良くも悪くもお店の数が限られるので、同じお店に行く回数が多い。そのため、お店の方と親しくなる可能性は札幌にいた時よりも高いと思います。
さらに、ほかのお客さんも私と同じように限られたお店に何度も通うことが多いはずです。
そうすると、私が1度お店で出会ったお客さんはその後も何度も会う可能性が高い。偶然とはいえ、何度も会っているうちに顔見知りになっていく可能性もあります。そこから友人へと発展するケースもあるでしょう。

だから、都会よりも田舎町の方が仕事以外の友人や知人ができる可能性が高いかもせれませんね。
本気で友人をつくろうと思って活動をしたら、多くの友人ができるのは都会かもしれませんが。

まとめ

移住した土地で「仕事以外の友人(知人)がいない」というは、当然かもしれません。

そして、移住した後に仕事以外の友人をつくりたいと思うならば、つくりやすいのはむしろ田舎町の方かもしれません。
それは田舎町の方が関係が密であるという点があるから。
都会か田舎かにかかわらず、仕事以外の友人をつくりたい人たちのための何かはあった方がいいのかもしれませんが、「田舎町だらから仕事関係以外の友人ができない」というのは違うと思います。

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