岩内町は美術館があり北海道で長い歴史をもつ町です。

土曜日は美術館、日曜日は郷土館でのイベントを体験してきたので、感想など書きたいと思います。

木田金次郎のアトリエから絵画制作の想像が膨らむ!木田金次郎美術館のイベント美術館講座

全4回で行われる美術館講座の4回目です。

私は移住してきてから参加しているので、今回で3回目の参加でした。

前日から「木田金次郎 アトリエ解体新書」の企画展が始まっていて、美術館講座のテーマは「アトリエ解体新書」です。

美術館内の展示品も変更されていたのでちょっと驚きました。

岩内町に移住するまで美術館というところにはほとんど入ったことがなかったので知りませんでしたが、美術館は結構展示品の入れ替えが行われるんですよね。

前回の展示で印象が強かった、大火後に描かれていた緑の太陽の絵も今は展示されていないようでした。

当日の様子は木田金次郎美術館のFacebookページで報告されていました。

今回の展示で一番記憶に残っているのが、アトリエに残されていた使い終わった絵の具のチューブの山(3つのみかん箱)。

なんとこのチューブを取り出してどの色がたくさん使われていたのかを分析したり、使われていた時期を分析したりしているのです。

こういうところまで調べられるんですね。

自分の知らない時代のことがそこまでわかるととても面白い!

展示には説明文があるで、概略はその説明文でもわかるのですが、学芸員の方の解説を聞きながら学べたのでさらに感動したのかも。

美術館講座は楽しいですね。

美術館ってすごいことやっているんだなーと思いました。(子供のようですみません^^;)

展示室をまわって最後はティーラウンジに移動。

美術館講座最終回ということで無料でコーヒーが振る舞われて、全4回参加された方々の表彰式が行われました。

いつも参加している方々とお知り合いにもなれましたし、私も来年は全回参加したいですね。おそらく5月スタートだと思います。

参加する前は美術館講座の予定時間2時間は長くて疲れるかな?と思ったのですが、あっという間の2時間でした。

「木田金次郎 アトリエ解体新書」の企画展は2020年3月29日(日)まで開催されています。

過去のものを見ながら当時の様子を想像するのが好きな人や遺跡を見ながら昔の人と同じ景色を見ていることに感動できる方には楽しめると思います!(私です^^;)

岩内町の歴史を伝える町歩き!岩内郷土館の「ブラコウジ」イベント

某有名番組を思わせるネーミングですが、郷土館の館長のお名前と「小路」をかけているのが面白いですね。

岩内町の町の中を、時には家の間の小さな小道を歩きながら、「ここはどういう場所だったのか?」という解説を館長にして頂きます。

今回は商店街の裏路地などを歩きましたが、普段こういう場所を歩くことはないですし、歩いてもなんの思い入れもないので全く何も気付かないと思います。

しかし、その場所の歴史を知っている人と一緒に歩いて解説をして頂くと、急に自分の気持ちの中に入ってきますね。

縄文時代の洞穴といわれている場所があることも知りました。

岩内に旅行で立ち寄った人たちのブログ記事を読んでいると、「なんでこんな小さな町にこんな人がいるの?」、「なんでこんな小さな町にこんなものがあるの?」

そんな言葉が書かれていることがあります。

私も移住してくるまで知らなかったですが、皆さん知らないんです!

北海道がどのような歴史をたどったか。岩内がどのような歴史をもつ町なのか。

それを知れば、「なんでこんな小さな町に」という言葉は出てこないでしょう。

過去のない現在はないんです。歴史を紐解けばそこにかならず理由が隠れています。

町の歴史はしっかりと残して、後世に伝えていくべきですよね。

岩内町の歴史を知る機会として貴重な時間でした。

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まとめ

岩内町の絵画も歴史も岩内町を特徴付けるような話題だと思います。

これを知らずして岩内町を語れない、というような話題でしたし、楽しかったです。

でも残念ながら今回参加して感じたのはもう一つありました。

それは若い人があまり参加していないということ。

情報が届いていないのか?興味を持っている人がいないのか?一人では参加しにくいと思うのか?若い人が参加しにくいと思う状況があるのか?参加費が合わないのか?

年齢が限られるイベントになってしまったらもったいないですね。