私は移住してきた方々のお話を聞く機会が多いです。
そのときによく言われるのが、「町の情報がない」ということ。
個人的に田舎町移住者にはfacebookでの情報収集がおすすめだと思っています。
【2022年8月追記】最近はInstagramアカウントを持ち情報を提供するお店が増えています。
田舎町では町の情報を得る方法がわからない
お店の情報だったり、アマチュアスポーツの情報だったり、イベントの情報だったり、情報がないというお話を移住者からよく聞きます。
岩内町の場合は主な情報入手手段というと広報と防災無線です。
最近はSNSも1行しか読まれないといわれる時代なので、広報を隅々まで読むという若い人はほとんどいないでしょう。
防災無線は商売をされていて聞くことができない人もいるでしょうし、そもそも防災情報ための無線でしょう。
新聞もありますが、契約が必要なのと、イベントの場合は情報が直前であったり結果報告になったりするので手軽に情報を得る方法ではありません。
駅があって電車利用が当たり前の地域だったら駅に掲示することで多くの人の目に留まりますが、駅がない町はそういうことはできません。
いずれにしても、お店の情報、アマチュアスポーツ、イベント情報を全て網羅するのは難しい。
そう考えると、ホームページなどで必要な情報を必要な人がいつでも探せる状態にしておくのがいいのかもしれません。
でもここでひとつ問題が…。
田舎町では自らのホームページを持っているお店や団体があまりないのです。「インターネットを利用して情報を集める人が町内に少ないから」という理由もあるのでしょう。
そうなると、やっぱり移住者が町の情報を得る手段がないのです。
そこで登録をおすすめするのがフェイスブック(facebook)です。
田舎町での情報発信はfacebookページ
↑岩内町地域おこし協力隊のfacebookページ
田舎町ではホームページを持っていることが少ないですが、facebookページは持っているという場合があります。
岩内町でもお店や団体独自にfacebookページを持っていて、そこには営業情報や問い合わせ情報、イベント情報が掲載されていることがあります。
特定の施設や団体の情報が欲しいという場合は、facebookページをフォローするという方法がおすすめです。
岩内町周辺の情報であれば、「岩内町魅力発見!『たら丸塾』」や「なまら岩内」はフォローしている人が多いのではないでしょうか。
まとめ
田舎町に移住して情報を集めるにはfacebookの利用がおすすめです。それは岩内町でも同様です。
今回の記事の言いたいことはここまでですが、ちょっと追記を…。
個人的には、「情報を集めるにはfacebookがおすすめですよ」と私が書いている現状が田舎町の問題だと思っています。
つまり、都会に住む人はフェイスブックを町の情報を得るための情報入手手段とは考えていないですよね。
個人の情報伝達手段や近況報告のためにフェイスブックを利用することはあっても町の情報入手手段で日常的に見るものではないのでは?…。
田舎町の人たちがそのつながりだけで情報を充実させるにはとてもいいツールかもしれませんが、町外の一般の人に対する情報発信としてはとても弱いと思います。
田舎町には確かに不便さはありますし、こんな生活は自分には合わないと感じる人もいると思います。
でも都会ならいいことばかりということではありません。
それなのに都会のいい面ばかりが伝わって、このままでは若い人たちがどんどん田舎町を敬遠してしまうのではないでしょうか。というか、実際にそうなっていますよね…。
情報リテラシーという言葉がありますが、田舎町は都会に比べて情報リテラシーが低いというのが一般的でしょう。
情報格差も生活の質と大きなつながりがあると感じます。
田舎町に移住した人たちには、新しい情報発信をして地方を盛り上げてもらいたいなぁと思っています。