【4/18追記:4/20(月)から5/6(水)まで休館となります。今後も変更の可能性があります】
昨年12月から冬季休館中だった岩内町郷土館が4月7日(火)に開館しました。
4月14日⇒5月7日(木)から開催される企画展は待ち遠しいですが、そのほかにも昭和時代の映像や東山遺跡から出土した土器など、今見ると新しい発見がありました。
※現在資料の解説は行われていません。
※企画展と歴史講座の日程が当初の予定日から変更になっています。今後の変更もありえますのでご注意ください。
岩内町郷土館企画展4月21日(火)5月7日(木)~5月31日(日)
4月14日⇒5月7日(木)から今年度1回目の企画展が開催されます。
テーマは「岩内地方のアイヌの生活展」です。
アイヌ民族衣装と生活用品の展示、日本人の家とアイヌの家が混在している岩内市街地図の展示など岩内とアイヌの人々の様子がわかる企画展のようです。
(予定) 歴史講座「岩内地方に残されたアイヌの足跡」5月9日(土)13:30~⇒未定
4月25日⇒5月9日(土)⇒開催日未定。
入館料のみで受講料は必要ありません。
今年は白老町で民族共生象徴空間ウポポイの開業が予定されています。
現在の社会状況からどのようになるかはわかりませんが、今の話題に合ったテーマで開催される歴史講座は楽しみです。
昭和初期の映像から見る岩内の活気と小樽に寄港した連合艦隊
岩内町郷土館では昭和初期の岩内町や札幌、小樽の映像をみることができます。
これがとても面白かったです!
岩内町に移住してきたばかりでは気づかなかったようなことも今ならわかるのでそれがさらに面白かったですね。
千人踊りのパレード?ではギンザ通りや二葉通りの山車が出てきますし、岩内音頭を踊っている人たちや岩内神社の祭り、海岸で遊ぶ人々、すごく当時の活気が伝わってきます。
あと驚いたのは札幌や小樽の様子です。
当時の札幌は意外と閑散としています。
小樽の映像には当時の海軍連合艦隊の艦船が映し出されています。
戦艦陸奥、空母赤城など…。
小樽に軍艦が集結していたんです。当たり前ですが本当に大砲が搭載されています。
赤城が沈没したのは昭和17年(1942年)のミッドウェイ海戦。映像は少なくともそれよりも前の時代のものですね。
日本、北海道にこのような時代があったということを知る貴重な記録です。
これら全て当時岩内在住の人がドイツ製のビデオ?で撮影したものだそうです。
この事実もすごい。
岩内東山出土の縄文土器
北海道・北東北縄文遺跡群(17遺跡)が2021年世界遺産登録を目指してユネスコに推薦されることが決定したことで注目されている縄文遺跡、
岩内町にも縄文遺跡があって縄文土器も発掘されています。
岩内町郷土館には発掘した土器が展示されていますよ。
何だこのお面は!
そんな発見もありました(笑)
岩内町郷土館の営業情報
住所:岩内郡岩内町字清住5-3
開館時間:午前9時~午後5時
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)
冬期間11月28日~翌年3月31日頃までは休館。2020年は4月7日(火)オープン
観覧料:※2020年4月以降変更になりました
一般(岩内町住民) 100円
一般(上記以外) 300円
学生および生徒 高校生・小中学生無料
まとめ
岩内町郷土館は何度か見学しているのですが、岩内町についての知識が深まるにつれて新たな発見があって、行く度に楽しめる場所だと思います。
2020年4月から小中高校生が観覧料無料になっているので、子どもたちにも何度も訪れて欲しい場所です。
感染症の件が終息したらゆっくり楽しめるのですが…。
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