木田金次郎美術館では定期的に企画展が行われます。
7月3日(金)から始まった岩内町町制施行120周年記念特別展示は「アイヌ語地名と木田金次郎」です。
今回の特別展示は北海道博物館と共催で美術館と博物館の魅力を楽しめるとても濃い内容です。
美術館と博物館の魅力に満足!
開館時間:午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
観覧料:2020年4月以降一般600円、高校生以下無料(団体、JAF、ぶんぶんクラブ、リピーター等割引あり)
休館日:月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始(12月28日~1月2日)及び展示品入替のための臨時休館日あり
↑木田金次郎美術館受付カウンター近くに展示されている北海道の地名が書かれた地図です。
近くでよく見るともの凄い数の地名が書かれています。
アイヌ語地名なので、アイヌ語を知っていたらそこがどのような地形なのか想像がつくというのも面白い。
原本は「北海道」の命名をした松浦武四郎が江戸時代に作成した地図ですが、北海道の面積は、九州と四国がすっぽりおさまるほどあるので、当時これだけ調べてまわるのは相当大変だったことでしょう。
思わずじっくりと見入ってしまう地図でした。
でも、見入ってしまうのはこの地図だけではないんです。
今回の特別展では、木田金次郎の描いた絵画と共に、その場所の地名の解説がされています。
この解説がまたすごい。
特別展のポスターにも紹介されている山田秀三という人物が、文献と実際に現地に行って調べたアイヌ語地名の情報です。
調査に行った時の状況解説などもあって、当時のその土地の様子まで伝わってくるとても面白いものになっています。
北海道に住む人には自分の生活する土地の情報として楽しめる人が多いと思います。
美術館と博物館の魅力を楽しめる内容の展示でした。
木田金次郎美術館特別展「アイヌ語地名と木田金次郎」また行きます
今回の特別展は情報満載でとても楽しいものだったのですが、1回ではまだまだ見足りない。
そのように感じています。
地図をじっくり眺めていたり、解説をしっかりと理解しようと読んでいたら、1時間くらいはあっという間に経ってしまいます。
まとめ
特別展示「アイヌ語地名と木田金次郎」は美術館の枠を超えて楽しめる内容で個人的に大満足でした。
少なくとももう一回行ってみたいと思っています。
話は変わりますが、
木田金次郎美術館は堅苦しさがなく、スタッフの皆さんとお話できるアットホームな美術館です。
身近にこのような美術館のある生活は、考えてみたら、とっても特別な体験です。
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