2019年から2020年にかけて雪が少なかったですね。

だからあまり気にすることがなかったのですが、2020年から2021年にかけては雪かきをしている人をよく見かけます。

田舎町の雪かきの問題を感じる出来事、そして若者の行動にほっこりする出来事がありました。

夜に雪かき

辺りの暗くなった夜7時頃に車で市街地を通ると、知人で岩内育ちの若者が、ひとりでママさんダンプをつかって雪かきをしている姿を見かけました。

気になって車を停めて話しかけると、「固くならない夜のうちに雪かきしています」とのこと。

その場所は本人の家ではなくてご親戚の家の前ですが、ご高齢の方々が住む地域なので心配して雪かきをしていることは明らかです。

マイナス気温の暗い街中でひとり雪かきをしている、そんな若者の姿を見ていたら私も一緒に雪かきせずにはいられません。他人に影響を与えるとはこういうことなんだと思いながら、ほんの少しですがお手伝いさせていただきました。(逆に邪魔になったんじゃないか?と心配になるほどしか手伝えていませんが…。)

今回はたまたま知人がいたので気づいたことでしたが、きっとこういう光景は高齢化の進んだ雪国の田舎町では他にもあることでしょう。

高齢化の進む日本の問題でもありますよね。

純粋な気持ちからの行動

とても感動したのは若者が純粋な気持ちから雪かきをしていたこと。

誰かに評価されたいということでアピールしているわけではなく、褒められたいと思ってやっていたわけでもないでしょう。

世の中をみてください。会社組織をみてください。

ビジョンもなく何の思いもなく、ただただ評価を上げたい一心で、生きていくために忖度しながら中身のないことをアピールしている人たちいませんか?

そういうことに疲れている人はいませんか?

岩内の若者の純粋な行動に心打たれるできごとでした。

余談ですが、「見ていてくれる人はいるよ」そう伝えようと思ったところに、ご近所の方が飲み物の差し入れに訪れたのを見て、何かちょっとほっこりとした気持ちになりました。

まとめ

雪国の雪かきは本当に大変。自分自身がこれまでかかわることがなかったので気づきませんでしたが、身近な問題でもありました。高齢化によってもたらされる影響は雪国に限らず日本全国の問題でもありますね。

ただそういう環境の中でも岩内には純粋な気持ちで行動する若者がいて、その行動に心打たれました。

思いのない、中身のない、単なるアピールに目を向けるのではなく、人知れず純粋な気持ちで地道に行動する人に気付ける眼をもった人間になりたいと思うとともに、このような若者が幸せな生活を送れる岩内町であって欲しい、していきたいと感じるできごとでした。

さらにいうと、岩内の若者がもっと他の地域のことを知り、町外の人たちとコミュニケーションを取り、広く世界の考え方を取り入れ実現できる機会が増えたらいいなと思います。

最後に、この日のできごとで出会った若者は、以前私に「積丹の海も岩内の海も同じ」ということを気付かせてくれた人物です。40代半ばになっても20代の若者から学ぶことは多いですね。

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