北海道に移住してから18年近く経ちます。岩内町に移住してからは3年半。
ようやく北海道や岩内町のことがわかってきました。
東京から北海道へ移住し、北海道のことを少しずつわかってきたからこそ感じる、北海道の移住地として岩内町を選ぶことのメリットを考えてみました。
書き始め5分もかからずに考えたことなので、もっと考えればたくさん出てくるかもしれません。
私と似たような考えの人なら納得できるという程度の内容ですが、私と同じような人には参考になると思います。
比べてみたらわかる岩内町に移住するメリットはこれだけある
- 札幌に近い
- 海と山がある
- 高い建物がない
- ニセコエリア
- 夕焼けが綺麗
- 自然豊か
- 人が温かい
- 吹雪が意外と楽しい
- 冬暖かい
- 豪雪ではない
- コンビニがあって便利
- 食事をできるお店が多い
- 移動が楽
- 混雑がない
ほとんど考えなくてもこれだけ出てきます。
それぞれ、どうしてメリットなのかということを少し書いてみたいと思います。
北海道のほかのまちではなくて岩内町に住むメリットとその理由
- 札幌に近い
札幌から遠い土地に移住したことにちょっとした後悔をしている人は意外と多いです。
その理由の1つはたぶん、北海道内に札幌しかないものが多いからです。
例えば私が東京に住んでいたときから利用している銀行の支店は、北海道内に札幌しかありません。
そのほかに、何かの受講をするときの会場がいつも札幌に設定されるということもあります。
札幌から遠いと、札幌に行くときの交通費だけでもかなり高額になります。
東京から仙台へ行く、東京から名古屋へ行く、それはもう旅行ですよね?
札幌からそれ以上に離れたまちも多いんです。北海道は広い。
あとは、娯楽の少ない町に住んだ場合に、気晴らしできる札幌という存在が近いというのはメリットとなります。 - 海と山がある
これは、岩内町に住んでいる人には気にならないことかも知れませんが、自分が海のない地域、山のない地域に移住したときのことを考えてみたら想像しやすいのではないかと思います。
東京でも、海や山が近くにない地域に住んでいる人はいます。そういう人が一度岩内町で住んでしまったら、海と山がない地域に住むときには躊躇するでしょう。
海や山という存在はそれだけ魅力のあるものなのです。 - 高い建物がない
岩内町に移住して感じたのは空が広いということ。
自然の変化をしっかりと感じられる環境は恵まれています。
空は毎日変化しています。
雲がつくる自然美も高い建物ばかりでは見ることができません。
岩内町を癒やしの空間という人がいる1つの理由でしょう。 - ニセコエリア
ニセコエリアにあるというのも恵まれています。
海外の人と接する機会が多くなるのはもちろんのこと、海外の人たちが喜ぶような環境が近くに存在するというのも面白い。
岩内町から山を越えたら別世界。外国か?
そんな生活もなかなか面白いものです。
あと、最近思ったメリットはドルやユーロを円に交換できる場所が倶知安にあるんです。
札幌よりも近くにあった笑 - 夕焼けが綺麗
夕焼けが綺麗ですね。
特に夏は毎日のように変化する夕焼けを楽しめますよ。
空が広いというのも1つの要因だと思います。 - 自然豊か
市街地といえる場所にも自然はありますが、やっぱりそれ以外の土地、特に雷電方面などの自然の景色は魅力ですね。
車で15分で巨大な絶壁が!笑
こういう景色は、当然ですが東京では見ることができません。 - 人が温かい
東京から来た人たちが特に岩内町の魅力として挙げるのが人の温かさです。
面倒見のいい人が多いとも思います。
ただこれに関して私はちょっと異論も持っています。
それは、「自分を律することのできる人にはメリットだけれども、そうでない人にとってはかなりの害である」ということ。
正直言って私から見ると甘やかしすぎです。
自由にさせてあがることで一気に伸びる人と堕落してだめな人間になる人がいます。
それを見極めないで面倒をみることは、その人のことを本当に考えるのであればするべきではない。
一生面倒見てあげる気があるならいいですが、そうでないならただの迷惑。
厳しくても現代社会の中で自分で生きる力を身につけさせてあげることの方が大事だと思います。 - 吹雪が意外と楽しい
災害がない前提での話しですが、吹雪にあたる経験がなかった人間からすると意外と吹雪にあたるのが楽しいんですよね(^^;
だって雪が手で振り払えるですよ。東京にいたらすぐべちゃべちゃじゃないですか。 - 冬暖かい
北海道内で考えればマイナス20℃が日常的という地域もあります。
でも岩内町を考えるとマイナス12℃くらいまでは下がってもそれ以上下がることはほとんどないと思います。
マイナス10℃以下になることも、そんなにないですよね。
人間の体も慣れてくるもので、そのくらいなら耐えられます。 - 豪雪ではない
雪の降る量も積もる量も北海道内でいえば特別多いというわけではありません。
風で飛んでいくことも多い気がしています。 - コンビニがあって便利
北海道の179の市町村の中で6番目に面積が小さいのが岩内町です。
その面積の土地の中にコンビニが10軒あります。
コンビニが1軒しかない市町村や、車を走らせてもなかなかコンビニを見つけられない土地があることを考えれば、かなり便利です。
コンビニの駐車場でボーッとしてしまうのは大きな町でしかできないと思いきや、岩内町でもできてしまうという驚き。 - 食事をできるお店が多い
何度も書きますが、北海道の田舎町はコンビニも飲食店もほとんどないという土地が多いです。
でも岩内町は、ひとり暮らししても全く問題ないくらいの飲食店とお店があります。 - 移動が楽
北海道内では狭い面積なのにさらに市街地エリアがギュッとコンパクトになっているので、車も持たずに生活している高齢の方もいます。 - 混雑がない
いくら便利であっても、混雑があったら私にとってはかなりのマイナスなのです。
北海道は広大な土地でどこへ行っても混雑がないと思ったら大間違いですよ。
札幌の通勤時間の電車知っていますか?ぎゅうぎゅう詰めですよ。
土日の札幌中心街道路見たことありますか?デパート駐車場入場待ちで並ぶ車があったり、道に迷った車があったりで、運転も面倒ですよ。市街地の運転は平日であっても面倒です。
雪の日も大渋滞が起きることがあります。豊平川を越えられなくて遅刻する人も多いです。
せっかく狭苦しい生活が嫌で北海道に来た(いる)のにそれではちょっと残念です。
まとめ
私が考える岩内町に住むメリットについて考えてみました(5分ほど笑)。
一度住んでしまえば居心地がいいことは確かです。
さらに北海道内の田舎町と比べたら便利さでも恵まれている上に、大きな街では体験できないような大自然を、ギュッと詰まった(北海道内の町としては)狭い面積の中で体験できる。
そこに、海と山もある。地理的にも自然環境的にも恵まれている。
総合的に考えると、北海道のかなり恵まれた地域。
もちろんデメリットもたくさんありますが、メリットもデメリットも人それぞれ感じ方は違います。
ほかの記事でも書きましたが、岩内町は何か1つきっかけがあれば日本中に名をとどろかすようなそんな町なんです。
むしろ北海道の街としてこれだけの好条件が揃いながら今そうなっていないということに、大いに疑問を持ち、危機感を持つべきだと思います。
そもそも日本中に名をとどろかすことなど望んでいないということはあるかもしれませんが・・・。