老舗のお店というと歴史があって伝統を引き継ぐお店というイメージがあります。
でも老舗であることと変化をしないこととは違うんだと感じました。
明治創業の老舗テント屋さん
冬になり、夕暮れが早くなりました。
国道229号沿いを歩いていると一際綺麗な明かりを放つお店に目がとまります。
上の写真は撮影に使ったiPhoneの機能で明るくなっていますが、実際にはもっと暗い中で暖かみのある明かりが灯っていて、かなり目立っていました。
岩内の町を車で通り過ぎるだけの人たちも、きっとこのお店を気になることでしょう。
そして、夕暮れの中に輝くお店の佇まいに足を止めて入ってみたくなることでしょう。
こちらのお店は明治44年創業の馬具屋さんから始まり、現在は本業のテント制作以外にも帆布バックや山菜リュックの制作販売を行っています。
季節ごとにレイアウトや商品の色合いも変わり、訪れるたびに変化を感じられるので何度も訪れたくなるお店です。
伝統の技術を受け継ぎながら時代の変化にも対応していくというのはすごいことですよね。
店舗内にある休憩スペースとお子さん連れでも来店できる工夫
店舗内には休憩スペースがあります。
そこにはお子さんが楽しめるスペースも。
私は独身なのでこういったことに疎いのですが、
お子さん連れで来店されるお客さんにも配慮をされているんです。
そしてこの休憩スペースには、おしゃれな雑誌も置かれています。
お子さん連れで立ち寄ったお母さんにも一息入れられるようにとの心配りからです。
気軽に入れるお店づくりの工夫
私は初めてのお店に入るのにはかなり緊張して下調べする性格です。買わないと出られないようなお店は怖いですからね。
ですが、こちらのお店はそういう人に対する配慮もされています。
お店の中に入った後も外に出やすいようにと工夫されているのです。
国道沿いの入口から入って横の扉から出て行くことが可能です。
明治創業の老舗お餅店
こちらのお店も国道229号沿いにある老舗のお店です。目立ちますね。
のれんに描かれた杵とお餅もおしゃれです。
伝統あるお店のデザインを変更するには抵抗もあったそうですが、移住してきたばかりの私には、とてもおしゃれなお餅屋さんとしか思えません。
お餅屋さんですが、大人気の大福は季節ごとに旬な果物を使ったラインナップを用意するなど、お客さんのニーズにあった商品展開をされているのも魅力です。
どちらのお店も、明かりに目がとまって「何のお店なんだろう?」と来店するお客さんがいるそうです。
やっぱり同じことを感じる人はたくさんいるんですね。
明治創業の老舗蒲鉾店
一見、蒲鉾に見えないかもしれませんが蒲鉾店です。
個人的には、「かまぼこ」といえば白とピンクのイメージしかありませんでした。
その私のかまぼこのイメージは根本から覆り、お正月くらいしか食べたことのなかった「かまぼこ」は、とても身近な食べ物になってしまいました。
人生にこれだけ影響を与える出来事は、そうはないでしょう。
SNSやホームページ等を利用した情報発信も町内随一といえるお店です。
金・土・日・祝日限定販売のこだわりの「かまぼこバーガー」もおすすめです。
観光客も気軽に利用できるイートインスペースとキッズスペース
観光客でも地元の人でも休息をできるスペースが設置されています。
こちらのお店は駐車場があって、町外から来るお客さんも多いお店です。
町内には、町を知らない観光客が気軽に入れてゆっくりできるスペースはあまりありません。
子供連れでキャンプに来たけど雨が降ってしまって遊具が使えない。どこか子供を遊ばせながらくつろげる場所はないか?
こちらのスペースはそんな観光客のニーズを満たす役割も担っているようです。
まとめ
明治創業のお店であっても時代に合わせて変化をしていることがわかります。
見てわかることだけでも、お店が長く続いていく理由を感じぜずにはいられません。
そして3つのお店どこにも共通しているのが、接客が心地よいこと。
実際には、見てわからないところにも、もっと多くの工夫をされていることでしょう。
関連記事掲載したお店の情報
住所:〒045-0003北海道岩内郡岩内町字万代13-1
営業時間:8:30~19:00 日曜は8:30~18:00
定休日:4月~10月は不定休(Facebookページにて告知)、11月~3月は毎週水曜日
駐車場:近隣に道の駅駐車場等あり
住所:〒045-0003北海道岩内郡岩内町字万代9-11
営業時間:8:00~19:00 商品がなくなり次第終了
定休日:日曜日
駐車場: 近隣に道の駅駐車場等あり
住所:〒045-0026北海道岩内郡岩内町字御崎1番地5
営業時間:9時~17時
定休日:水曜日
駐車場あり