岩内町に移住してから岩内町の商店街のお店に入ることが増えました。
先日商店街のあるお店に入ったときに、長く続くお店はこういう点も違うんだなぁと感じる出来事がありました。
観光客のために町の情報は全て知る必要がある
岩内町には町の観光情報資料をたくさん置いているお店があります。
そういうお店を訪れたときのことです。
「観光客は岩内町のことを調べて来ている。それなのに自分たちが岩内町の情報を知らなければ店のリスクになる」
というお話を聞きました。
観光客の方々は情報を集めて観光に訪れています。
そうでなくてもお店の中の資料で情報を集めているということもあるでしょう。
「○○で、△△という情報を見たんですがどこですか?」
「ここに書いてある△△ってなんですか?」
こんな質問もあるのかもしれませんね。
そのときに、「それなんのことですか?」と返答するわけにはいかないということなのだろうと思います。
私はこれを聞いてすごいなぁと感じました。
「店の商品を売っていればいい」そうは考えていないんです。
もっと高いところを見ている。
観光客が訪れるお店としての責任感や自分のお店だけではなくて町を盛り上げていかなければいけないという思い、そういう気持ちもあるのではないかと想像します。
長く続くお店の接客
今の売り上げだけ考えるなら、お店の商品さえ売っていればいいでしょう。
町の情報なんて知らなくても、観光情報なんて知らなくても、買い物に来た観光客に商品を買ってもらうことはできるでしょう。
それなのに、「まずは自分たちが町のことを知っていなければいけない」というお店の皆さんの考え方はすごい!と感じました。
それとは視点を変えて自分も含めて客としての立場で考えてみます。
すると、こういうお店があるということはとてもありがたいですし、どうせ買い物をするならばこのようなお店で買い物をしたいなぁと思います。
買い物をしたそのときだけではなくて、次に買い物をする際にも「あの店に行こう!」というように記憶に残っているのではないでしょうか。
お店の人は純粋に「お客様を大事にしたい」という取り組みなのかもしれませんが、客の立場ではまた行きたくなる店ですし、買い物をするときにはすぐに頭に思い浮かぶお店になると思います。
自然とリピーターとなっていくでしょう。
まとめ
岩内町のお店で「今だけのことを考えるのではない、将来につながる接客」を感じました。
さすが明治時代創業のお店も残る歴史ある岩内町の商店街です。
訪問するたびに発見がありますし、自分ももっと頑張らなければという気持ちになります。
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