東京にある施設からオンライン移住体験ツアーをご依頼いただきました。
今回は前半30分、移動時間30分を挟んだのち、後半30分という方法で合計1時間という時間を頂きました。
岩内町のオンライン移住体験ツアーをどんな内容で行っているか気になっている方もいるかもしれません。
参考のために、今回開催した内容についてご紹介したいと思います。記事中に使っている写真は当日のものではありません。

オンライン移住体験ツアー前半のスタート場所はオートキャンプ場マリンビュー

スタート地点はオートキャンプ場マリンビューの遊具にしました。
ここでは、共有スライドを利用して、岩内町の概要を紹介。

そのあとは、マリンビューの一番上まで上がりました。
本州からのリピーターも絶賛する、積丹半島と岩内町を一望できる景色をご覧頂きました。

日本夜景遺産認定の円山展望台からの景色と観音像の話題

マリンビューのあとは、車に乗って円山展望台へ。

道中では、夏目漱石の本籍が岩内町に22年あった話と東京のセミといえばアブラゼミだけど、(私は)北海道ではアブラゼミを見たことがないというお話をしました。

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円山展望台に到着後は、日本夜景遺産に認定されている円山展望台から見る夜景のお話をさせて頂きました。
この場所では、円山にある観音像とニシン漁のお話をするつもりでいましたが、予定の30分が過ぎてしまい、そのお話をできずに終了しました。

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オンライン移住体験ツアー後半スタートはウィルダカイサクライミングジム

後半30分のスタートは、今年オープンしたばかりのボルダリングジム「ウィルダカイサクライミングジム」さん。
リカさんからお店の説明をして頂いた後に、岩内町の人や環境について移住者目線でのお話を伺いました。

近所の方が差し入れをしてくれたり、いろいろと面倒を見てくれたりする雰囲気があること。
「やってみたらいい」という雰囲気があることをお話しされていました。

これは、isalibiさんのオープンのエピソードでも似たようなお話しを聞いたことがありました。岩内町にはそういう人たちがいるということがよくわかるお話ですね。

後半訪問2軒目はいわない楽座

ウィルダカイサクライミングジムさんを出た後は、お隣のいわない楽座さんへ。

たら丸が某テレビ番組で2年連続準優勝したお話をまじえながら、たら丸焼きやたら丸グッズを紹介。
ツアー参加者の方から「かわいい」という声が聞こえてきました。

最後はfinessCoCo憩エール

いわない楽座さんを出てからは、fitnessCoCo憩エールさんへ。国道229号沿いの歩道を歩いて向かいました。

道中は、国道229号が、小樽から江差まで300キロほどの道路であること。
商店街がいくつもあり、過去には商店街対抗の運動会なども行われていたこと。
国道沿い以外にもお店がたくさんあること。また、明治時代創業のお店もいくつもあること。
岩内町がニシン漁で栄えた歴史があり、大正7年の漁業家富豪番付で、岩内町の梅澤家が東の横綱、つまり北海道1位だったこと

↑岩内町郷土館の展示資料から

昭和29年の大火で町の8割が焼失したが、驚異的なスピードで立ち直ったことなどをご紹介しました。

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fitnessCoCo憩エールさんでは、オーナーの佐藤さんから店舗や現在利用しているレッドコードの説明をして頂きました。
さらに、最近ではヨガをする場所として、スペースを提供しており、若年者も年配者も集える場所として進化していっていることも。

参加された方々からもいくつかご質問を頂きました。
その中で、岩内町の一番のおすすめは?という私に対する質問に対しては、「人」とお伝えしました。
このブログの中でも何度か書いていますが、岩内町には個性あふれる人の密度が濃い印象があるのです。
岩内町内にある商店をまわってみると楽しい人が多いです。
そういった理由から、オンライン移住体験ツアーでは必ず、①町民の方々に参加して頂いていること、②町民の方には事前に話して欲しい内容を私から指定していないこと(例えば岩内町の魅力は人だと言って欲しい、おすすめスポットはマリンビューだと言って欲しいなど)、③参加者にも町民の方々とお話しして頂くこと、そういったことを心掛けているとお話しさせて頂きました。

fitnessCoCo憩エールさんでは、来店していたご住職にもお話しをして頂きました。
岩内町の人には熱い人が多いこと。
岩内町を訪れる外国人は地元の生活に興味を持ち、それを体験できる熱い気持ちをもった岩内町の人々との触れ合いを喜んで帰ることなどをお話しくださいました。

まとめ

先日、東京の方々に向けてオンライン移住体験ツアーを実施しました。

参加者に対して事前にお土産品を送って参加して頂くなど、他町村で行っているようなオンライン移住ツアーを真似たらどうかという意見を頂くこともあります。

そういう方法もあるかと思いますが、限られた資源を考えれば、私は移住を検討している人にとって本当に役に立つ方法を目指したいと思っています。

移住を検討している人ってお土産欲しくて参加しているのでしょうか?
楽しさを求めて参加しているのでしょうか?
自分がその街で生活していけるのかを知りたいのではないですか?

製品紹介で効能効果ばかりを話して、どのような患者さんにふさわしい薬剤なのか、どういった患者さんには気を付けた方がいいのかという話を全然しない製薬会社のMR。
売りたいことに必死で、患者さんや医療従事者の方々の気持ちに寄り添っていないMR。
そういったMRは医療従事者から信用を得ることができないと考えてMR活動をしてきました。(少なくとも私なら信用しません)

私が勤めていた会社では、その患者さんにとって自社の薬剤よりも他社の薬剤の方が合うと感じたら、他社の薬剤をすすめるというMRも上司も身近にいました。

「全ては患者さんのために」です。

そもそも私のこの考え方は、先輩や会社の教育そして医療従事者の方々との面会から学んだもの。
「責任感のなさは経験のなさ」という名言がありますがその通りだと思います。

観光と違って、「つまらなかったからもう行かなくていいや」で済まされないのが移住です。

時間や場所を指定して、その日のためだけに準備して、自治体にとって都合のいいところだけを見せるオンライン移住ツアーって私からすると魅力がないんですよね。

岩内町オンライン移住体験ツアーのお申込みは↓岩内町移住情報総合サイトから行えます。