岩内町に限らず、多くの移住者の人たちからお話を聞いています。
その中で感じるのは都会の人と田舎町の人とのちょっとした考え方の違い。
これはもしかすると情報格差から生まれているのではないかということを薄々感じてはいましたが、最近特に感じるようになりました。

田舎町は高齢者が多いから情報源がテレビなので情報が偏りすぎる

最近東京から移住した人と話していてすごく納得できた意見がこの意見
「田舎町は高齢者が多いから情報源がテレビ。情報が偏りすぎている。」

そうなんですよね。情報源がテレビもしくは仲間内の飲み会。
テレビが情報源にならないとは言いません。
ですが、もう数年前にテレビの広告費よりもインターネットの広告費の方が上回っていることからもわかるように、世の中の流れはテレビではないのです。

私もSNSを使いこなすような人間ではないし、Twitterアカウントをいくつか持ってはいますが、検索で使うようなことはほとんどしていません。
でも、検索で使わなくても、Twitter上で話題になってるツイートは、スマートフォンの画面に次々に表示されるんです。
そうすると、今日本でどんなことが話題になっているかわかってきます。
そういう情報って、北海道の一地方局が放送しているような内容とは全然違います。
テレビでは放送できないような核心的な部分を語っているツイートも見受けられます。

一地域の数人で調べた情報よりも、各地に広がる何万人もの個人が発する情報の方が多くの情報を拾い集めれられることは当たり前で、そのことがSNSを普及させた要因の1つと言ってもいいでしょう。

テレビだけで情報を得ている人たちと、ネットを活用している人たちとでは、情報の量と質が全く違うんです。

今は溢れた情報の中から、どの情報を選択するかの時代です。
真実の情報を見抜けるスキルを要求される時代なんです。

テレビだけの情報で、情報通なんて言っていられる時代ではないんです。
しかも、情報があるのは当たり前であって、そこから真実の情報を見抜く力の方が現代必要とされるスキルです。
テレビとSNSなどのネット情報を補完しあって利用する人ならいいですが、「テレビが情報源」というだけの人は、はっきり言ってしまえば、かなりの時代遅れで、世の中の流れからかけ離れていると考えるべきだと思います。
少なくとも都会の若い人の気持ちなんてわからなくなってしまうでしょう。
そのくらいの危機感を持って情報を取りにいかないと、現代人として、考えられることの視野が一般的な人よりも狭くなりすぎます。

この情報の偏りが、田舎町で生活する若い人たちの機会を奪ってしまわないか。私はそのことが心配です。

東京は若い人たちが多いから、若い人たちからSNS情報が大きな波として広がります。

情報交換は飲み会

みんなで飲めば円く収まるよ。
そういう風潮があるのも田舎町の特徴。
飲み会の場が情報交換の場ともなります。
飲み会をやっているから町の情報を知っているという自信をもっている人もいる。
でも残念ながら、その情報何の役に立つの?という情報も多い。
誰がコロナになったかという情報を知っているとか・・・。

私個人の意見で言えば、そんな情報を得るために時間とお金を使う必要があるのか疑問です。
そんな時間があるなら、若い人たちの力を活かしてもらうにはどうしたらいいかとか、若い人たちの意見をくみ上げられるような仕組みづくりとか、人口減の中で働き手不足をどうやって補うとか、DXに取り組んだらどれだけ無駄が省けて効率化が図られるかとか、そういうことを考え、話し合うべきでしょう。

自分の町だけが世界じゃないんです。狭い世界ばかりではなくて、もう少し広い世界を見ませんか。
(地元の人たちが自分のまわりのことしか目に入っていないという意見は各地の移住者から聞く意見です。SNSを近所の人への情報発信だけに使うとか・・・)

そういう話しについていけないならば、自分でもっと勉強すべきだし、若い人から教えてもらうべきです。
誰がコロナになったなんて情報を共有する無駄な飲み会を開いている時間なんてない。

これまで私たちがやってきたことの責任を取らされるのも若い人たち、そしてこれから私たちよりももっと長く生活していかなければいけないのも若い人たちなんですよ?

まとめ

田舎暮らしは、情報の偏りから視野が狭くなりがちかもしれません。
ですが、今はネット社会、少し前とは全然環境が違います。
自分しだいなところもあると思います。
「田舎だからこの程度」とあきらめてしまう必要な全くない。
むしろ田舎町で特化した取り組みをして、中央に超優秀な人材を送り出すことの方が期待できると私は思っています。(明治時代以降の岩内の人たちにも東京の人に負けないような、先進的な考えと行動力をもった人たちがいましたよね?)
地方の人手不足による過疎化の一層の進行は目に見えてきています。
本来都会よりも危機感を持って大きく変化するべき。

それができる町とできない町とではこれから益々差が生まれてくる気がします。

全国企業では、地方の優秀な人材は、小さな場所ではなくて大きな場所で活躍してもらおうという考えから、都会へ、中央へと引っ張られていきます。
そこで試されているのは変化に対応する力。
田舎町の中で変化に対応して認められた人は、都会に行ってもしっかりと変化に対応していくでしょう。(それができる人間だと期待されているからこそ引っ張られる)
日本全国、そして世界を目指す企業にとっては、都会だけしか知らない人間よりも、都会と田舎暮らしの幅広い知識を持ち変化に対応できる人間の方が必要な人財のはず。

田舎町で経験を積んで、都会に出て、世界を見て、幅広い知識と経験と知恵を武器として、田舎町の活性化に取り組む人たちが増えるということも、これからの取り組みしだいなのではないでしょうか。
都会にいるだけの人に社会のことなんてわからないし、田舎町にいるだけの人に世界のことなんてわからないです。