進取の気質と不撓不屈の精神を特徴とする岩内町にある港、新港東埠頭にはアテナの像があります。

ちょっと考えてみてください。

ギリシャ神話の女神アテナを知っている人は多いと思いますが、ではアテナ像を見たことがある人はどれだけいますか?

小さな置物を見たことがあるとか、持っているという人はいるかもしれません。でもこれだけ大きなアテナ像を見る機会はほとんどないでしょう。

試しに「アテナ像 ○○県」という検索を47都道府県行ってみたら、人の身長よりも大きなアテナ像は香川県の小豆島くらいしか出てきません。

詳細に調べなければ正確にはわかりませんが、とにかく貴重なアテナ像が岩内町にはあるのです。

しかもアテナ像前に掲げられた碑を読むと北海道で繁栄を築いた港町岩内町らしさを感じることができました。

岩内町のアテナ像は北海道を代表する貴重なモニュメントです。

北海道に唯一(だと思います)岩内町にあるアテナ像

上の写真を見てください。

大きさがよくわからないかもしれませんが、初めてみたらびっくりしますよ。

「なんでこんなところにこんなものがあるの!?」

「アテナ像があるとは聞いていたけど、こんなに大きいのがあるのかぁ」

そんな感想を持つ人が多いのではないでしょうか。

岩内町アテナ像設置の経緯解説の碑

アテナ像の前に建設の経緯が記された碑があります。

岩内新港開港10周年を記念して西暦2000年に建設されたのがこのアテナ像。

アテナは戦いの女神であり、知恵の女神であり、都市の守護者。

碑には記されていませんが、航海術も司っていたとか。

ぼんやりとですが、ここに建設するモニュメントとしてアテナ像が選ばれた理由が見えてきます。

アテナ像ある新港東埠頭の景色

アテナ像がある新港東埠頭は釣りのスポットでもあり、夕日のスポットでもあります。

北海道岩内町の新港東埠頭へアテナ像を見に行くときは夕日の時間帯までいることもおすすめ。

そして夜になったら、日本夜景遺産に選ばれた円山展望台からの夜景を眺めるのもいいかもしれません。

まとめ

北海道岩内町には日本有数の立派なアテナ像があります。

明治の時代にお雇い外国人が数多く訪れていた進取の気質を持った岩内町。

ニシン漁で繁栄した岩内町。そしてその後の歴史…。

岩内町の歴史を知るにつれて、歴史上の様々な出来事がこの場所に建設されたアテナ像に集約しているということを感じずにはいられません。

日本には「自分の町には何もない」と言っている人がいる町がたくさんあります。

そういう町からしてみたら、岩内町には今に残る歴史があり、たくさんの魅力があって羨ましいことでしょう。

今の岩内町をつくったのは過去の人たちですが、未来の岩内町をつくるのは今を生きる私たち。

アテナ像は岩内の海と町をじっと見すえながら、今を生きる岩内町民の知恵と不撓不屈の精神によって、次の時代の岩内町が作り上げられていくのを見守っているのかもしれません。

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